2019年01月01日
新年あけましておめでとうございます。
本年も八幡の森迎賓館をよろしくお願いいたします。
八幡の森迎賓館がある知多尾張八幡神社のお正月はにぎわっています。来場者の方々の目的はもちろん初詣。普段は比較的静かな境内も、初詣とお祭りのときたくさんの方がお参りにいらっしゃいます。
来場者の方々のもうひとつのお目当ては「尾張萬歳」。1996年(平成8年)に国指定重要無形民俗文化財にも指定された、伝統芸能です。
そもそも「万歳」とは、新春に家々を訪れ祝言を述べる代表的祝福芸で、古くは「千秋万歳(せんずまんざい)」と呼ばれる芸能だったそうです。尾張万歳は、扇子を持った太夫と鼓を持った才蔵とのコンビで、才蔵の鼓に合わせて太夫が祝言を述べて舞ったり、言葉の言い立てや滑稽な掛け合いを基本とします。
これを見ると「お正月だなぁ」と実感します。たくさんの笑い声、歓声。一年のはじまりを笑いで迎えられる、ほんとうに素敵な文化だと思います。
なにより縁者の方々が、伝統芸能だからといって「見ろ」という感じではなく、エンターテイナーに徹し、観客を湧かせるトークが面白いので、来年また見たい!と思えます。しかも、観客は老若男女ごちゃごちゃなのにもかかわらず、みなさん笑っているところがすごいと思います。歴史というのはそうやって、時代に合わせた見せ方みたいなものがあって、それを柔軟に取り入れながらつながれていくのだなぁと実感しました。
今年観られなかった方は、来年のお正月に知多尾張八幡神社にお越しください。境内のオープンなステージで披露されますので無料で見られます。本当に楽しいイベントです!
八幡の森 迎賓館
ヤハタノモリ ゲイヒンカン
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